映画『シンプル・フェイバー』~予測不能のサスペンススリラー映画
こんにちわ。
コロンボです。
さて、今回は2018年のアメリカ映画、『シンプル・フェイバー』の紹介です。タイトルのシンプル・フェイバーの意味は、「単純な好意」、とか「ちょっとした親切」みたいな感じでしょうか?
まさにこの映画、子どもを預かるといったちょっとした親切から、思いもよらない展開に巻き込まれていく、ちょっと怖い映画なんです。
基本情報
- タイトル シンプル・フェイバー
- 原題 A SIMPLE FAVOR
- 製作 2018年 アメリカ 117分
- 監督 ポール・フェイグ
- キャスト アナ・ケンドリック、ブレイク・ライヴリー
- ジャンル サスペンス、スリラー、ドラマ
ストーリー
夫を事故で亡くし、ニューヨーク郊外で女手一つで子供を育てているステファニー(アナ・ケンドリック)は、子供と同じクラスに息子を通わせるエミリー(ブレイク・ライヴリー)の自宅に招かれる。ファッション業界に身を置き、豪華な家に暮らし、小説家の夫ショーン(ヘンリー・ゴールディング)に愛されているエミリーとステファニーは意気投合し、お互いの秘密を言い合う仲になる。ある日、ステファニーは、エミリーから息子を学校に迎えにいってほしいと頼まれるが、エミリーはそのまま姿を消してしまう。
感想など
ステファニーは、人気動画ブログを運営しているシングルマザーの女性。気遣いができて、まっとうに生きようと常に努力しているが、彼女にも別の一面がある。
そして、息子の同級生の母親であり、ニューヨークでキャリアウーマンとしてバリバリ働くエミリーは、どこかサイコパス的で、ミステリアスで高飛車な雰囲気を持った、とっつきにくい女性。
すべては、ステファニーが、エミリーのところの子ども預かるといった行為が始まりだった。
映画の序盤は、なんでもないただの楽しい日常から始まって、一見ファミリードラマっぽい感じになっている。
ステファニーとエミリーのちょっと風変わりな友情物語なのかなって思いながら観ていたら、ところがどっこい、エミリーが失踪し、エミリーの過去がだんだんと明らかになってくるにつれて、これはミステリー、そしてスリラー映画なんだ!!、と気づかされるのである。
エミリーには、人を寄せ付けない雰囲気があり、またどういうわけか写真を撮られることをかたくなに拒否をする(とても魅力的な女性なのに)。そして、過去を一切語らず、虚言癖もある。
サイコパス的な無気味さを感じるのだ。
一方、明るくてまじめな性格のステファニーは、エミリーとは正反対のお人好し。けれど・・・、映画が後半に進むにつれて、ステファニーも実はサイコパス??なんじゃないかって思うようになってしまうんですね。
観ていながら、先の展開が全く読めない。何かがずっと引っ掛かりながら、その謎がなんだかわかりそうで分からない。はたしてこれからどうなっていくんだろう?って思いながら観ていくのが、本当に楽しかった。
映画終盤、一体だれがいい奴で、誰が悪い奴なのか、誰が味方で誰が敵なのか、どう観たらいいのかわからなくなってくるのも面白い。
観ている方も、誰目線で観るのがいいのか混乱してしまうのだ。
そして最後の、大どんでん返しの仕掛けには、想像のはるかに超えていて、びっくりだった。「おお、こう来たか~?!」って感じ。
はじめは、エミリーの強烈なキャラクターがストーリーにミステリアスな感じを出していたが、途中からステファニーのキャラクターがとても際立ってくるのだ。
普通だった彼女の行動が徐々にエスカレートして、非常に大胆になって変わっていくのがとても面白いのだ(^^)/
予想もつかない展開、そして思いがけない結末が待っている!!
『シンプル・フェイバー』。とても面白い映画でした(*^^*)
ではまた~☕
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