映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のレビュー。 ~ 生きる意義を考えさせる
こんにちわ。
コロンボです。
今回紹介するのは、2014年、名優マイケル・キートン演じるアメリカ映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)です。
感想など
この映画は、マイケル・キートンが自らを自虐的にパロディ化して演じた作品だ。
物語、人間模様、音楽などを通じて、様々な言葉だけでは言い表せない感情を語っていて、多くの感情を心に強く訴えてくる映画だった。
作品を観ていて、直接的なメッセージではないのかもしれないが、人生の意義、というか人は何のために生きているのだろう、ということを考えさせられた。
マイケル・キートンの演技が際だった作品で、落ちぶれた俳優が過去の栄光にすがりながら、這い上がろうと必死にもがく姿を、見事に演じている。
随所にファンタジーの要素を織り交ぜているところが、現実と非現実との境界を曖昧にし、それが映画の魅力にもなっている。
また、ほとんどすべてがワンカット(のような)で撮影されており、実験的な作品でありながら、巧みにそれを利用することで物語に臨場感を与えているように思える。全編が、映画でありながら、舞台演劇でもあるかのような。
そして、切れ目のない映像ながら、違和感のないシーン展開のアイデアはさすがだと感心してしまう。
しのぎを削る世界に生きるのは難しい。もっと自分らしく素直に生きられるようになればいいのにな、と思わせる映画であり、最後にはそういう生き方を示唆するような、あいまいではあるが、光が見える終わり方(あくまで私の感じ方であるが)をしていて良かったと思いましたね。
ストーリー
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。
※シネマトゥデイより
基本情報
タイトル バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)
原題 BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
製作 2014年 アメリカ 120分
監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
キャスト マイケル・キートン、エドワード・ノートン
ジャンル ドラマ、ファンタジー
おわりに
やはり、マイケル・キートンはすごいな、と思いましたね。マクドナルドの創業を描いた作品「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」でも、マイケル・キートンは怪演してました。
その記事も良かった読んでみてください。
ではまた~☕
ーコーヒーを飲もうー