映画『セイフ ヘイブン』の評価、レビュー ~ とても美しい物語
こんにちわ。
コロンボです。
今回紹介する映画は、2013年のアメリカ映画、『セイフ ヘイブン』。
この物語は、素敵なロマンス映画であり、かつミステリーもはらんでいる。そして何と言っても、映像が美しく、その映像を見るだけでも価値がある作品だ。
もちろん、登場人物の心も美しく、感動的で、後味のいい、優しくも切ない余韻の残る素敵な物語である。
評価
- 美しさ ★★★★★
- 音楽 ★★★★★
- ロマンス ★★★★☆
- サスペンス ★★★☆☆
- 意外性(驚き度) ★★★★☆
- 総合 70/100
ストーリー、感想など
ストーリーは、何者かから逃げる女性ケイティが、アトランタ行きのバスに乗り込むところから始まる。
バスを途中下車した彼女は、そこで素敵な恋を見つけるが、しかし彼女にはある秘密があり、相手の男性にも悲しい過去があった。
前半は、彼女の抱えた謎が何なのか、という不安とともにミステリーとして進んでいく。しかし、途中下車した小さな港町で出会うアレックスと恋に落ちてしまう。最初は距離を置いて接しているが、彼の優しさと隣人のあと押しもあって次第に距離が縮まっていくのだ。
その過程の描き方は、展開、映像、音楽すべてがとてもロマンチックだ。
隣人である女性、ジョーは何かといえばケイティの世話を焼き、アレックスとの恋にいわばハッパをかけてくる。彼女もどこか謎な雰囲気だ。そして、ジョーの正体、というか秘密、も終盤で判明するのだが、それがとても感動的なのだ。
逃避行でバスに乗り込んだ、ケイティの抱える問題は何なのか、それがこの映画の見どころのひとつでもある。そこには意外性と狂気があるのだが、ここでそれを伝えてしまうと、この映画の面白みがなくなってしまうので・・・
彼女に安住の地があるのか、という意味合いのタイトル『セイフ ヘイブン』は、「ここが君の世界一安全な場所だ」というセリフがあり、その言葉にすべてが込められている。
ああ、やっぱり優しい映画だな~、と改めて思う。
最後の最後に、隣人ジョーの秘密が明かされることになるのだが、これは予想外の展開で、ファンタジーであもあり、とても感動的なのだ。
おわりに
この映画の原作は、『きみに読む物語』のニコラス・スパークス。『きみに読む物語』も非常に美しく感動的なストーリーなので、この『セイフ ヘイブン』が素晴らしい世界を描いているのも納得だ。
観終わった後、優しくてさわやかな気持ちに浸れる作品である。
基本情報
- タイトル セイフ ヘイブン
- 原題 SAFE HAVEN
- 製作 2013年 アメリカ 116分
- 監督 ラッセ・ハルストレム
- キャスト ジョシュ・デュアメル、ジュリアン・ハフ
- ジャンル ロマンス、サスペンス、ファンタジー
ではまた~☕
ーコーヒーを飲もうー