映画『アノン』のレビュー ~ ミステリアスなアマンダ・セイフライドが魅力的
こんにちわ。
コロンボです。
今回は、2016年、ドイツ、アメリカ、カナダ合作の映画『アノン』という近未来SFのレビューです。
感想など
最初に言ってしまうと、この映画、ぼくは嫌いじゃない。
すべてが監視されている世界で、実のところもっと未来感が味わえると期待していたのだが、世の中の景色などは現在とほぼ同じで、そこは少しガッカリ点だったかもしれない。かろうじて街並みのネオンとかが、ブレードランナー的な近未来を思わせるところはあったくらいで、ぼくとしてはそういうのをもっと見せて欲しかったかな。
でも、ストーリー自体は面白くて、ぼくの好きなタイプだった。
すべての人が行動を監視され、また自分のデータが勝手に書き換えられるという、そのような設定自体がそもそも好きなのだ、ということもあるけれど、自分の視界をハッキングされるということで、何も信じられなくなるという恐怖は、最近のAIによる監視社会の広がりを見ていると、他人ごとではない現実的な恐怖を感じて、またそれを感じながら見るのが面白い。
そしてもちろんミステリアスなストーリー展開も面白いし、加えてどちらかと言えば静の映像がより緊迫感を演出しているように思われた。
また、ミステリアスな女性(アノン=匿名)を演じた、アマンダ・セイフライドがとても魅力的だった、ということはもう言うまでもない。
ストーリー
管理社会と化した近未来を舞台にしたSFサスペンス。人類の記憶の記録と検閲が行われている世界で、ある殺人事件を追う刑事を活写する。メガホンを取るのは『ドローン・オブ・ウォー』などのアンドリュー・ニコル。ドラマシリーズ「The Knick/ザ・ニック」などのクライヴ・オーウェン、『マンマ・ミーア!』シリーズやニコル監督作『TIME/タイム』などのアマンダ・セイフライドらが出演する。
近未来、地球上にいる人間の記憶は、記録と検閲が行われることになっていた。個人の匿名性もプライバシーもなくなった代わりに、犯罪は皆無に等しいものとなったある日、殺人事件が起きてしまう。刑事(クライヴ・オーウェン)が事件を担当するが、捜査線上に浮かんだ女(アマンダ・セイフライド)に関する記録は一切存在しなかった。※引用 シネマトゥデイ
基本情報
- タイトル アノン
- 原題 ANON
- 製作 2016年 ドイツ、アメリカ、カナダ
- 監督 アンドリュー・ニコル
- キャスト クライブ・オーウェン、アマンダ・セイフライド
- ジャンル SF、ミステリー
ではまた~
ーコーヒーを飲もうー