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小説「イヴリン嬢は七回殺される」ミステリー好きにはたまらない!秋の夜長にぴったりの作品。

  こんにちわ。

 コロンボです。

 海外小説ミステリー「イヴリン嬢は七回殺される」、この小説は登場人物も多く、設定はもちろんのこと、人間関係や背景なども非常に複雑で、とっても読み応えのある小説です。


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基本情報

邦題 「イヴリン嬢は七回殺される」

原題 「THE SEVEN DEATHS OF EVELYN HARDCASTLE」

著者 スチュアート・タートン(イギリス)

訳者 三角和代

フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞など受賞作品

作者スチュアート・タートンのデビュー作とのことです。

 

 

非常に複雑なストーリー

タイトルからして「どういうことなんだ?」って思ってしまいますが、読み出していくと途中で何がなんやら分からなくなってしまいます。

 ジャンルで言うと、ミステリーの中でも館ミステリーというカテゴリーになりますが、それだけではありません。タイムループというSF的な要素があったり、人格が転々と変わっていくという設定もあったりで、そしてロールプレインゲームのような要素もあって、非常に複雑なストーリーなんです!

 

 

 

読み応えバツグン!

 この本は、ハードカバーでたっぷり400ページあまり。しかも二段組なので普通の400ページの本に比べてもボリュームがあります。

 しかも、しっかりと内容を押さえながら読まないと、読みながら迷子になってしまいますので、読み続けるにも忍耐力がいるかも知れません。

 その代わり、読み続けていくうちに、いつの間にか登場人物に愛着が湧いてきたり、「なるほどこう言うことだったのか!」、と徐々に仕組みが分かってくる快感があります。

 タイムループで時制がいったり来たりするし、人格が転々と変遷していくので、全貌は少しずつしか分からないんですが、その謎を想像しながら読むのはミステリー好きにはたまりません!

 

最後の最後まで結末は見えない

 何度も何度もタイムループするので、主人公と一緒に冒険しているかのような気持ちになり、はやくこの世界から主人公を逃れさせてやりたいという気持ちになってきます。しかし、事態はどんどんと変化して、終盤に来たところで再び振り出しに戻ったりしてしまいます。

 それでも根気強く読み進んでいくと、最後の最後にようやく全てが明らかになるんです。しかも非常に意外な形で!

 そして読み終えたときには大きな達成感と満足感がやってきます。

 

 とても複雑で、とても読み応えがあって、そしてとても面白いミステリー!

 ぜひ秋の夜長にいかがでしょうか?

 

ではまた~☕

 

イヴリン嬢は七回殺される

イヴリン嬢は七回殺される

 

 

 

 

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