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スティーブン・キングのホラー小説『IT』全4巻!! どこまでも怖いストーリーかと思いきや、実は愛と友情の感動ストーリーでもあった!!

 こんにちわ。
 コロンボです。

 

 さて、今回はホラー小説の巨匠、ホラーの代名詞ともいえる作家、スティーブン・キングの小説 『IT』を読了したのでその感想などを書きたいと思います。

 
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全4巻。それも全巻400ページ超えという大作です。

 途中他の本も読みながらではありましたが、最後まで読み終えるまでには4か月以上の時間がかかりました。

 言い換えれば、4か月以上の間、ITの世界を堪能できたということですね〜(* ^^ *) 読みごたえあったわ~

 

 

基本情報

  • タイトル:IT
  • 著者:スティーブン・キング
  • 訳者:小尾美佐
  • 書かれた時期:1981年9月9日~1985年12月28日
  • ジャンル:ホラー
  • 出版社:文藝春秋社(文春文庫)

 

ストーリーなど

 舞台はアメリカはメイン州の町、デリー。ちなみにデリーというのは架空の町だそうだ(さすがに実際の町だったらその街に住む人たちは嫌でしょうね~)。

 デリーにはたびたび恐ろしい連続殺人事件が起こる。その周期は27年前後。
 物語は1957年、ビルの弟ジョージィが何者かに無残に殺されたところから始まる。

 少年時代のビルとその仲間たちはかつて、ITという怪物と闘い、そして27年後、大人になった彼らは、再び動き出した「IT」と闘うために、少年のころの誓いを守るためにデリーの町に再び集結するのである。

 

 この小説は、スティーブン・キングの前期の作品の中での集大成と言える作品だ。彼らの少年時代は、まるで「スタンド・バイ・ミー」の少年たちのようにも感じられる。

 彼らは7人(物語の中では「はみだしクラブ」と呼ばれている)みんな、お互いにいろんな個性を持っていて、たとえばビルは吃音があり、エディーは喘息もち、ベンは太っちょ、べヴァリーは父親におびえる魅力的な女の子、リッチーはものまね上手、マイクは安定感のある黒人の男の子、スタンはちょっと変わったユダヤ人などだ。

 

 そして、恐ろしいのはITというモンスターだけではない。彼らの同級生であり、いじめっ子のヘンリーである。ヘンリーはいじめっ子という言葉の枠では表現できないほど恐ろしく狂ったやつだ。ヘンリーとその仲間たちは、次第に行動をエスカレートさせていき、しまいには彼らを殺してしまいかねないまでの狂気を持ち始めるのだ。

 

 

感想など

何が怖いって

 この小説の持つ恐怖の種類は、一体どれだけあるんだっていうくらいたくさんある。

 舞台であるデリー自体も得体のしれない恐怖をはらんでいるし、暴力や呪い、狂気、死、痛みなど人間が恐れるもののあらゆるものが含まれている。

 

 でも、怖いもの見たさ、という言葉があるように、人間にはどこか怖いものを求める本能のようなものがあるんでしょうね。

 そんな本能のようなものをくすぐり、怖いと思いながらもワクワクしてしまう作品、それがホラーであり、この「IT」なんだと思いますね(^^)

 

ITの正体は?

 ITの正体は何者なのか?

 ピエロの姿で現れる「それ」は、時にいろんな姿かたちに変化して現れる。

 その正体は果たして何者なのか、いろんな想像しながら読むのは結構面白かったですね~そして結局その正体はあんなものだったなんて、ぼくの想像力をはるかに超えたものでした、さすがはキング様ですね~

 

 

ただ怖いだけじゃない

 この小説「IT」は、ホラー小説なのでもちろん怖い小説なのだけれど、その中には深い愛と友情、そして勇気が描かれている。

 そして、最後のストーリー展開には感動して、不覚にもホラー小説なのに少々目が潤んでしまいました。

 非常に長い小説なので、読んでいくうちに登場人物にはとても親近感を覚えるようになったからかもしれないけれど、まさか「IT」で感動してしまうなんて思いもよらなかった(^-^;

 

 そして気が付けば、いつの間にか「はみだしクラブ」の7人がみんな大好きになっていました(*^^*)

 

 ホラー小説『IT』、読みごたえがあって、ほんとにいい小説でした!!

 

 映画の方はどんな感じになっているのか、とても興味があります。ぜひ見てみたいですね~

 

 ではまた~☕

 

 

 

IT(1) (文春文庫)

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IT(2) (文春文庫)

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IT(3) (文春文庫)

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IT(4) (文春文庫)

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