映画『きみに読む物語』 ~ 愛の可能性を描いた傑作
こんにちわ。コロンボです。
今回は、映画『きみに読む物語』を観ました。
この映画の公開当時、職場の先輩が観に行って「すごく良かったから!」と勧めてくれたんですが、それ以来ずっと観たいなぁ、と思いながらなぜか今まで観ずに来てしまいました(^^;)
基本情報
- 邦題 きみに読む物語
- 原題 THE NOTEBOOK
- 製作 2004年 アメリカ 123分
- ジャンル ロマンス ドラマ
- 監督 ニック・カサヴェテス
- キャスト ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス
ストーリー
ストーリーは、ある老人ホームに入所する認知症の女性に、同じく入所している男性が一冊の本を読み聞かせをする、というところから始まります。
その本の物語の舞台は1960年のアメリカの田舎町。そこで出会い、愛を育んだ若い男女のストーリーです。
若い好青年ノアは田舎で生まれ育ち、材木置き場で働く肉体労働者。一方彼女は美しくて、とても魅力的な裕福で都会育ちの女性アリー。
アリーは、親の言うとおりの人生を過ごしてきたが、彼に出会い、次第に頑なな心がけ溶け始め、そして2人は愛し合うようになるんです。
しかし、そこからが波乱の連続。2人は引き離され、心には常にお互いの存在を抱きつつも、別々の生活をする事になるんです。
彼は彼女に最後の選択を求めるときに、「人のことなんて、俺のこと、あいつのこと、両親のこと、世間のことなんて忘れていい。大事なのは君の気持ちだ。君はどうしたいんだ?」
と問いかけます。
その問いを受けて、本当に自分の求めるものを見つめ直し、彼女は決断をするのです。
観ていて途中で分かってくるんですが、老人ホームの認知症の女性と、読み聞かせをする男性にもある秘密があるんです。
でも、その秘密がどういったものなのか、それも想像しながら観ていたため、本の中の若い二人の結末も最終的にはどうなってしまうのか、とても興味深く観ることができました。
この映画は、愛の強さ、大切さ、そして、そこまで一人の人を愛し続けるということは、果たしてどういったものなのか、をとても感慨深く描いた、とても感動的な作品でした。
若者ノアを演じた、ライアン・ゴズリングの演技も良かったし、特にその恋人アリーを演じたレイチェル・マクアダムスがまたとてもチャーミングで良かったと思います。彼女が彼を懸命に愛する姿がとても感じられました。
後半の、雨の中でボートに乗る二人。そこから歯車が再び大きく回り始める。ここで初めて彼女が彼に、長い間連絡一つよこさなかったことを問いただすんですが、ここに彼女が長い間胸に抑え込んでいた積年の思いの深さが本当によく表れていると感じました。そのため、このシーンがぼくの中では非常に印象深く心に残りましたね。
おわりに
ネタバレしないように書いたので、ちょっとわかりにくい内容になってしまったかもしれません。でも、この映画はとてもすばらしい映画だったということは間違いありません。
ぼくは、SF映画も好きなんだけど、僕は実はラブコメも含めてラブストーリーが好きなんですね。SFには未知の世界の魅力がありますし、またラブストーリーはすべての人に共通する、心を揺さぶる何かがあるんだろうと思いますね。
また、この映画の原作は、「メッセージ・イン・ア・ボトル」の映画の原作小説を書いた、ニコラス・パークス「きみに読む物語・The Notebook」だそうです。もしかしたら本の方がよいかもしれないな、という気もするので、できれば小説の方も読んでみたいな、と思っています~(^^)/
きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】
- 作者: ニコラススパークス,Nicholas Sparks
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: 文庫
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では。
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