映画『ファインド・アウト』の評価、レビューなど ~これは彼女の妄想か、それとも真実か!?
こんにちわ。
コロンボです。
あまり期待しないで観た映画が、思いのほか面白かったってことがある。映画『ファインド・アウト』はまさにそんな映画だった。
評価
- ストーリー ★★★☆☆
- ドラマ性 ★★☆☆☆
- サスペンス ★★★★★
- ヒューマン ★★★
- キャスト ★★★★☆
- 総合 78/100
ストーリー・感想など
ある日、姉のジルが夜勤から戻ってみると、妹のモーリーが忽然と姿を消していた。パジャマのまま、車も置いたままだ。しかも、翌日は大学の期末試験でもあるので、まじめなモーリーが夜にどこかに出かけるなどありえない。
その時、ジルの脳裏に、1年前のある記憶がよみがえる。1年前、ジルはある男に誘拐され、森林に掘った深い穴の中に放り込まれ、監禁されたが、殺害される寸前に命からがら逃げかえってきたという恐怖の記憶が。
妹がいなくなったことにより、その犯人が戻ってきて、自分と間違えて妹を拉致誘拐したのだと思ったのだ。
しかし、警察は彼女を相手にしない態度をとる。
なぜなら、1年前の事件の際、結局彼女が監禁されたという証拠が見つからず、すべては彼女の妄想だったと片づけられていたからだ。
彼女はその後しばらく精神病患者として、病院に入っていたのだ。
そんな背景から、この事件が本当のことなのか、それとも彼女の妄想なのか、その境界があいまいになってくるのだ。
しかし、妹のモーリーが姿を消したことは事実だ。
ジルは、小さなヒントを手掛かりにしながら、自力で犯人とおぼしき人物にたどり着くのである。
ジルは、男と連絡を取り、誘導されながらその男に会いに行く。山の中、進むのは車一台通るのがやっとというような森林だ。本当にその先に犯人はいるのだろうか。
非常な緊迫感の中、それは現実なのか彼女の頭の中の妄想なのか。
真実は最後にならないと分からないのである。
ところどころ、物語の中でジルは小さなうそをついたりする。そして全体的にも、彼女の行動が正気とも狂気ともとれ、その描き方がとてもうまい。
もちろん、ジル役のアマンダ・セイフライドがよかったことは言うまでもない。
物語の設定もシンプルで、すっと入っていけるし、またいつの間にか映画にのめり込んでしまう。
また、最後の余韻も悪くない。
ただ、主人公のジル以外の登場人物のキャラクターをもっと描けていれば、ドラマ性がもっと深くなっただろうし、総合的にさらによくなっていたとは思うのだが。
基本情報
- タイトル ファインド・アウト
- 原題 GONE/DISPARUE
- 製作 2012年 アメリカ 94分
- 監督 エイトール。ダリア
- キャスト アマンダ・セイフライド、
- ジャンル サスペンス、スリラー
ではまた~☕
ーコーヒーを飲もうー