片づけられない僕が『フランス人は10着しか服を持たない』を読んで感じたこと。
こんにちわ。
コロンボです。
みなさん、机の上がいつの間にか物が増えて散らかってしまっているってことはないですか?
僕は、いつも気が付けば机の上に物がいっぱい乗っていて、何か探すときには書類を引っ掻き回さなければ出てこない、というようなことがしょっちゅうです。
まさにエントロピー(散らかり具合)の法則そのままの状態を体現してしまっているんです。
職場では机の上に限られていますが、家では自分の部屋全体が散らかってしまっています。
かといって、決して散らかっている状態が好きなわけではないんです。どちらかと言えば、すっきりきれいに片付いているのが好みです。
職場では、いつも帰る時には机の上がきれいに整頓されていて、ほとんど物が乗ってない状態で帰宅する人もいるでしょう。
そんな人の机って憧れますね。
で、ときどき不要な書類を一気に捨てたりして、いったんきれいにしたりもするんだけど、何故かしばらくしたら、またごちゃごちゃに戻ってしまってるんですよね。
こないだ読んだ『フランス人は10着しか服を持たない』には、あらためてそんな自分を見直すためのヒントがありました。
フランス人は10着しか服を持たない (だいわ文庫 D 351-1)
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: 文庫
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この本は、アメリカに住むアメリカ女性が、交換留学生としてフランスに行ったときに感じたことを書いた、エッセイのような一冊です。
著者は、そのアメリカ女性、ジェニファー・L・スコットです。
タイトルの、フランス人は10着しか服を持たない、というテーマは、いわばこの本の象徴のようなもので、ほんの一部分でしかありません。
全体として、作者がホームステイ先で知り合ったホストファミリーなどを通じて感じた、フランス人の生き方、考え方を書いています。
食べる時の姿勢
フランス人って、やっぱり食に対してのこだわりってひと際強いんですね。間食はしないで、基本的にはきっちりとした食事をとる、そして食べるときは情熱を持て食べるのだそうです。
もちろん、テレビを見ながら食べるなんてことはありません。
作者も僕も、テレビを見ながらポテトチップスを食べたり、テレビを見ながら食事をしたりするんですが、それって考えたら、食べ物を口に運んで、咀嚼して、お腹に流し込んでいるだけなんですね。まったく料理を味わっていないのだ、と書いています。
また、食事中の会話も少なくなるので、食事自体の楽しみも半減してしまいます。
食べることは、生きること!
何を食べるのか、そしてしっかりと味わって、楽しんで食事をすること、それらをもっと大切にしなければいけないな、と考えさせられました。
家にいるときの服装
休日は、朝ゆっくり起きて、そのあとずっとパジャマのまま過ごしたりしていませんか?
僕は一日パジャマでいることがときどきあります。特に冬の季節には、着替えるのだけでもおっくうになってしまいがちなので、よくやってしまいます(^-^;
でも、フランス人(作者のホームステイ先の夫婦)は、休日でもきちんとした服装に着替えて生活をしているのだそうです。仮にラフな服装であっても、決してだらしない服装ではないのだそうです。
やはり、休日であろうとも誰に会うかもわからないですし、また、服を着替えることで心も体もシャンとするので、1日をダラダラと無益に過ごすことがなくなるんだろうと思います。
これはすぐに実践できるので、最近は休日でも朝起きたらすぐに服を着替えるようにしています。そうすることで、頭も体も動くモードに入るので、読書をしたりウォーキングをしたりして、1日をより有意義に過ごせるようになりました。
10着しか服を持たない
タイトルの、10着しか服を持たない、というのは、単に持っている服を最小限にする、という意味だけではなく、不必要なものを後生大事に取っておかないこと、ということです。
最近よく言われている、断捨離やミニマリストの思想に近いと思います。
「あまり気に入ったものではないけれど、プレゼントでもらったものだから仕方なく置いている」なんてものもあるかと思いますが、そもそも自分が好きでないものは捨てていった方がいいのだそうです。
そして、本当に好きなものだけの中で生活することが、色んな意味で豊かな生活につながっていくことになるんですね。
豊かな気持ちで余裕を持った生き方をすること
この本は、作者が出会ったフランス人の生き方、考え方を描いていますが、そのことを通じて作者が最も伝えたいことは、気持ちを豊かに持ち、余裕をもって生きることがいかに大切なことなのか、ということだと思います。
自分のことを知り、生活することに対してしっかりとしたこだわりと信念を持つこと。持ち物を最小限度にして、好きでないものは捨てる。食べること、生活することに情熱を注ぐ。
この本には、生活を楽しむための、そして豊かで気持ちに余裕を持った生き方をするためのヒントがたくさん詰まっていると思います。
おわりに
この本は、作者がフランスに留学中にホームステイしていたホストファミリーをモデルにしています。なので、すべてのフランス人が、ここに書かれているような生活をしているわけではもちろんありません。
しかし、アメリカと比べて、ヨーロッパという土地は、生き方にも伝統が染み込んでいて、人生を楽しむ知恵を多く持っているんだと思います。
現在の日本も大量消費時代になっていますが、どこか気持ちに余裕のない、窮屈な暮らしをしてしまっているんじゃないでしょうか?
そんな暮らしを見直す意味においても、また単純にフランス人のライフスタイルに憧れるといった意味でも、いい1冊だと思います。
全部の内容に興味がわいたというのでもないですが(正直飛ばし読みした箇所も多かったです)、読んでみて見習いたいところや、取り入れたい部分も多々ありました。
ぼくの場合、まずは机の上の整理から始めていきたいですね。
では☕
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