映画『エスター』~最初から最後までずっと怖い。
こんにちわ。
コロンボです。
映画『エスター』を観ました。
この映画、ほんとやばいくらい怖かったです。
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基本情報
邦題 エスター
原題 Orphan
製作 2009年 アメリカ 123分
ジャンル ホラー サスペンス
監督 ジャウム・コレット=セラ
キャスト ヴェラ・ファーミガ
イザベル・ファーマン
ストーリー
ストーリーは、出産前に赤ん坊を失った夫婦が、失意の中孤児院を訪れて、ひとりの女の子エスター(イザベル・ファーマン)を養子として迎えるところから始まる。無邪気でありながら、どこか人の心を見透かすような、不思議な魅力と怖さを持つ、エスターには、実は誰も知らない大きな秘密があった。
この映画の魅力
この映画の魅力は、何といっても全編を通しての無気味さと怖さ、これに尽きると思います。
何が怖いって、この映画のうたい文句「この娘、どこか変だ」でもわかるように、エスターの存在自体が無気味なんです。
それにしてもこの「この娘、どこか変だ」というコピーはとてもキャッチ―で、うまいですね。怖そうだけど観たい、という欲求を非常にかき立ててくれます。
この映画の怖さは、主人公が何者なのか、何を考えているのかということがわからない恐怖という点がまず第一の恐怖で、この辺りはスティーブン・キング原作の映画の『ミザリー』に通じるように思います。
また、映像や音響も常に恐怖感をあおる作り方をしていて、何気ない風景を映しているだけでも、その底流には常に何か無気味なものが流れているような、そんな恐ろしさをはらんでいるんです・・・
まさにヤバイくらい怖い、というのが感想であり、そこが最大の魅力なんです。
日本的な怨念の恐怖というのではなく、なんていうのかな、得体の知れないものに対して抱く心理的な恐怖感というのか、そういう怖さがあるんですね。
技術的には、常に見えない角度を作るカメラワークとか、映像の間の取り方などを駆使して恐怖を演出しているんだろうと思いますが、その技術はさすがに高いものがあると思いましたね。
何といってもエスターその人
この映画は、夫婦のもつ背景などの要素もありますが、何といってもその存在感の強さと映画の中心は、イザベル・ファーマンが演じるエスターその人に帰すると思います。
少女のあどけない表情の裏に秘められた、凄まじい感情。それを見事に演じているんですよね。
後半に判明する秘密と、加速する恐怖
前半から中盤にかけては、どちらかというと心理的な恐ろしさで展開していくんですが、中盤から後半にかけて、徐々に恐怖が加速していきます。後半になって彼女の秘密が明らかになってからは、その恐怖の質が変わって、怒涛のような展開になっていくんです。
しかも彼女の正体がまた怖いものであり、正体が判明することによって、これまでの彼女の取ってきた行動の意味付けも明らかになって、また新たな恐ろしさが加わるんです。
一体最後はどうなるのか?
この映画の上映時間123分間、本当にずっと怖い、そんな映画でした。
おわりに
久しぶりに、こんな怖い映画を観ることになりました。ホラー映画というのは、怖いもの見たさなのか何なのかわかりませんが、なにか人の好奇心?をあおるものがありますね。上に、『ミザリー』に通じる怖さがある、と書きましたが、全体の雰囲気的には『オーメン』のような、ぞくぞくする怖さも感じますね。
エスターを演じたイザベル・ファーマンは1997年生まれで、映画公開当時12歳。その年齢でエスターのあの無気味さを見事に演じ切った彼女の演技力は、とてつもなくすごいものだと思います。
彼女は、最近ではハンガーゲーム、アフター・アース、セルなどにも出演しており、まだまだ若手の女優でもあります。今後が注目される女優であることは間違いないですね。
たまには、こんな怖いホラー映画を観てみるのもいいかもしれませんよ。
では。
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