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本「スタンフォードの自分を変える教室」~意志力を磨けば人生が変わる。

 こんにちわ。
 コロンボです。

 

 何かをしようとしても、すぐに行動に移すことができなかったり、何か別の欲望に駆られて本当にしなければならないことを後回しにしてしまう、ということは誰しも経験があることだと思います。

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

  僕もその一人。やることはたくさんあってもなかなか行動に移せません。
 「スタンフォードの自分を変える教室」は、そんな自分を変えていくには、意志力を磨くことが必要だ、と言っています。

 

 

「スタンフォードの自分を変える教室」について

 まずはこの本について。
 この本はスタンフォード大学で講義をする、ケリー・マクゴニガル氏が書いた本で、まずはシンプルなタイトルに惹かれてしまいました。
 そして、スタンフォードというブランドにも正直惹かれてしまいました・・・(^-^;

 

 一方で、スタンフォードという言葉で、ちょっととっつきにくそうなイメージを持ったのも確かですね。かなり難しいん内容なんじゃないかって構えてしまうところもあったんですよね。

 

 でも、実際に読んでみたら、全然難しいことは書いていなくて、とてもシンプルな内容で、とても分かりやすい内容の本でした。

 

 また、ユーモアもあってとても楽しく読むことができた一冊でした。

 

意志力とは

 この本では、意志力とは「やる力」「やらない力」「望む力」と定義しています。

 本当にやらなければならないこと、やりたいことがあるにもかかわらず、テレビやゲームなどに時間をつぶして結局できなかった、という経験があると思います。
 そんな時に、どうやればいろんな誘惑から自分を引きはがすことができるのでしょうか?

 そこで、必要なのが強い意志力ということになるのです。

 

 そして、悪い誘惑に流されている自分に気づくことが大事なんですね。

 

 例えば、悪い誘惑に流されている時の自分にニックネームをつける、という方法が提案されています。

  • ダイエット中に甘いものを食べたくなる自分=クッキーモンスター
  • なかなか行動に移せない自分=ナマケモノ
  • 人の文句ばかり言う自分=やかまし屋

などですね。

 そうすることで、悪い習慣に陥ってしまいそうな自分に気づくことができるようになり、賢い自分を呼び覚ますことができるんだそうです。

 

 

自己コントロール力を強化して強い意志力をつくる

 自己コントロール力を強化すれば、おのずとストレスからも解放されていきます。

 この本な中では、自己コントロール、自己認識のトレーニングとして、

  • 瞑想
  • エクササイズ
  • 6時間以上の睡眠

などが挙げられています。

 瞑想は、僕も時々マインドフル瞑想をしていますが、瞑想は確かに効果がありますね。頭の中がすっきりとして、気分が変わることが実感できます。
 瞑想を継続して行うことで、自己コントロールができるようになり、意志力もアップするようです。

 あと、睡眠についての考え方が、ぼくの認識とは違っていたのが驚きでした。でも、逆に知ることができて安心しました。
 というのも、自己コントロールや集中力を保つには、平均6時間の睡眠が必要だ、と言っているんですが、もしも毎日は十分な睡眠がとれない場合には、週末にしっかりと寝溜めをすることでもOKらしいんです。
 これまで、寝溜めは効果がない、と思っていたので、この情報はある意味朗報でした!

 

 瞑想の方法も書かれているので、参考になりましたね。

 

意志力は筋肉のように鍛えることができる

意志力の消耗を把握する

 意志力は使っているうちに、筋肉と同じように使い果たしてしまうそうです。

 そこで、自分の意志力が一日のうちどこが最も発揮することができて、どのように消耗していくのかを把握することが必要なのです。

 そうすることによって、自分が最もしたいことに費やす時間帯を見つけだすことができるんです。

 例えば、朝の出勤前が一番意志力を発揮できる、というのであれば、その朝の時間に自分のしたいことをすると良い、ということです。

 消耗した意志力の回復にいい食べ物

 意志力が消耗してくるということは、脳のエネルギーが低下している状態ともいえます。実験によって、脳にエレルギーを与え、意志力、自己コントロール力を回復させるには糖分を摂取することが有効のようです。

 これは少し意外でしたね。というのも基本的に糖分の摂取にはあまりいいイメージはなかったので。

 しかし、体のためにも糖分の過剰摂取はよくないため、脳のエレルギーにもなり、かつ血糖値の上がりにくい食べ物を摂取することがいいようですね。

 例えば、ナッツや野菜、果物など、食物繊維が豊富で持続的なエレルギーにつながる食べ物を摂取するのがいいみたいですね(^^)

意志力を鍛える 

 また、意志力は使っているうちにだんだん消耗してきますが、しかしその反面、意志力は筋肉のように鍛えることもできるんです。

 例えば、期限を決めてクローゼットを計画的に片づけていく、ということを行います。そうしていくうちに、自然と意志力は鍛えられ、クローゼットをを片付けること以外のことについてもよい習慣が身についてくるんです。
 例えば、食事の内容が健康的になったり、運動量が増えたり、アルコールやたばこの摂取量が減ったりするとのことです。

 何かを期限内にやろうという意志をもって取り組んでいくうちに、まるで筋肉トレーニングのように、自然と意志力や自己コントロール力が鍛えられていくというわけなんですね。

 

 なんで、些細なことであっても何か一つでも自制心を持って継続的に取り組むことが大切なんだ、ということを教えてくれます。

 

 

おわりに

 この本は、最初に気負っていたのが何だったんだ、というくらいシンプルでやさしい意志力を強める方法を示唆してくれます。

 

 また、人間はどのように欲望を駆り立てられてしまうのか、というメカニズムも紹介されています。欲望は、人間の生活していくうえでは、全くの悪ではなく、むしろ必要なものでもあります。

 意志力を発揮するためには、そんな欲望と上手に付き合っていくことが大切なんだ問ということが書かれています。

 

 繰り返しになりますが、「スタンフォードの自分を変える教室」は、決して難解ではなく、むしろ誰にでも実践できる内容で、また誰にでも理解できるような表現で意志力を高める方法を説いてくれています。それも非常に具体的に。

 

 自分を変える、と言えば大げさに聞こえるかもしれませんが、すべては小さなことの繰り返しが大切なんだということです。

 

 

 自己コントロールを どうしたら悪い習慣を捨てて健康的な習慣を身に着けられるのか、物事を先延ばししないようになれるか。

 

 悪い習慣に気づき、いい習慣を取り入れて続けていく。すべてはそこからのスタート、なのかもしれませんね。

 

 また、著者のケリー・マクゴニガル氏にはほかにも著書があるようので、次はそちらの方を読んでみてもいいかもしれないですね。

 

 では。

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

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