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ミュージカルはやっぱりいい! 映画「ヘアスプレー」は最高にキュートでハッピーな映画!

 こんにちわ。コロンボです。
 今回は、最高にハッピーで、最高に感動する映画「ヘアスプレー」の紹介です。

 

ヘアスプレー [Blu-ray]

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 この映画は、アメリカのボルチモアが舞台の高校生の青春を描いたミュージカル映画。いやー、やっぱりミュージカルっていいですよね。なにがいいって、掛け値なく元気が出てくるんですよね。歌の威力、ダンスの威力ってホントすごいなー!って思わせてくれる。それがミュージカル映画なんですよね。

 

ヘアスプレー - 作品 - Yahoo!映画

 

基本情報

邦題 ヘアスプレー
原題 HAIRSPRAY
製作 2007年 アメリカ 116分
ジャンル ミュージカル コメディ
監督 アダム・シャンクマン
キャスト ニッキー・ブロンスキー、ジョン・トラボルタ、
     ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン

ストーリー

 舞台はアメリカの郊外にある小さな街、ボルチモア。時代は、1962年。アメリカの古き良き時代でもあるけれど、そんな中で古い価値観と新しい価値観が混じっていた複雑な時代。

 そんな、ある意味閉塞感を感じるような小さな田舎町で、背は小さいけれど、ビッグサイズの高校生の女の子トレイシーが、そんな自分のスタイルもなんのその、地元で人気の歌とダンスのテレビ番組「コーニ―・コリンズ・ショー」に出演しようと頑張ります。
 いろんな邪魔が入りますが、彼女の持ち前のパワーとストレートな言葉でみんなを巻き込み、結果的には町の価値観を変えるまでになる、そんな感動のストーリーです。

 

歌とダンスの力

  ミュージカルを見ていつも思うのですが、映画の中での歌とダンスの力というのは本当にすごくて圧倒的です。もちろん出演者の実力が大きいんでしょうが、歌が入ることによってどんんどん物語に引き込まれていくし、またそれだけでなぜか感動してしまうんですよね。
 みんな、歌もダンスもホントにうまくて素敵です。ミュージカルに使う曲の選択もすごいと思いますし、演者の能力も半端ないくらい素晴らしいんだと思いますね。そんな素晴らしい才能が集結して作られているのが、ミュージカルなんです!

 

 ところで、ミュージカル歌の歌詞って、とてもストレートで、ちょっとユーモアを含んでいて、とてもわかりやすいですよね。ところどころ少しだけ品のない歌詞が含まれているのも面白いところです。
 ミュージカルの歌の歌詞には、物語のナレーション的な役割も果たしているんだと思います。そして、人々の気持ちを歌にのせて語っているので、みんながどんな気持ちでいるのかが、歌を聴くことですごくわかるようになっています。そんな機能も、ミュージカルの歌にはあります。

ジョン・トラボルタにはやっぱり踊ってほしい

 この映画を語るうえで、忘れてはならない存在が、ジョン・トラボルタです!ジョン・トラボルタ。往年のダンスヒーロー?ですよね。そう、トラボルタと言えば「サタデー・ナイト・フィーバー」じゃないですか!

 ディスコブームのきっかけにもなった、1978年のディスコ映画ですよ。でも、1978年って、もうかなり前なので、知らない人も多いかなぁ。
 かく言うぼくも、実はリアルタイムで見たんではないんですけどもね、でもね、彼のダンスは最高だったんですよ。
 で、この映画「ヘアスプレー」では、トラボルタはなんと主人公の女の子トレイシーの母親役を演じているんですよ!しかも、トレーシー以上の、超ビッグサイズママという姿で!
 いやー、驚きでしたけど、観ているうちに彼女?がとってもキュートに見えてくるんですよね~

 

 で、トラボルタと言えば、やっぱり踊ってもらいたいじゃありませんか?ダンスですよ、ダンス! 彼のダンスを見ずして、この映画は認められません!

 踊ってくれるかなぁ、踊って欲しいなぁ。
 かつての「パルプフィクション」(1994年)に出たときも、ほんの少しですがダンスをするシーンがあって、やっぱトラボルタは(渋い役もいいんですが)踊ってるときが一番似合っていて輝いてると思いましたね。
 はたして、トラボルタ、超ビッグサイズな体をゆらしながら、しっかり踊ってくれました。ほんとはもっと踊ってほしかったところですが、それでも彼のダンス、それを見られただけでもこの映画を観た価値がひとつあったというものですよ!

 

 彼があってのこの「ヘアスプレー」。それくらい彼の存在とその存在感は大きかったですね。

歌のパワーが世界を動かす

 やっぱり、この映画の見所は小さな町の古い体質を、トレイシを中心とした若いパワーがひっくり返すところですねー。スカッと爽快です!ここでも歌の力が存分に活かされています。

 歌やダンスというのは、いわば反骨心の象徴ともいえるかもしれません!

 

 かつて、ダンスが禁じられたあるアメリカの田舎町に、ダンスの得意な転校生がやってきて、その町にダンスを復活させるという映画がありました。そうです、ケビン・ベーコン主演の「フットルース」(1984年)という映画です。

 そこでも、歌とダンスによって古い価値観を払拭して、新しい世界を獲得しています。歌とダンス、そしてミュージカルというものは、そんな閉塞した社会に立ち向かうパワーの形そのものなんだと思います。だから観ていてとても元気になれて、勇気をもらえるんだと思います。

 

 でも、「フットルース」もとてもいい青春映画でしたよね。ケビン・ベーコンもかっこよくてよかったです。ケビン・ベーコンは、ある時からとてもいい脇役を演じる役者になりましたが、「ヘアスプレー」にケビン・ベーコンが出てたらもっとよかったのにな、と思いましたね。

最高にハッピーな映画

 この「ヘアスプレー」というタイトルはなんだと思いますか? これは、この映画の中に出てくるローカルテレビ番組「コニー・コリンズ・ショー」に関係しているんですが、それを映画の(元々はミュージカルの舞台の)タイトルにしているところがまたとても面白いし、なんとなくキュートだという感じましたね。

 

 主演のトレイシーをはじめ、でている人たちはみんな個性的で、いいやつばかり。ライバルのいじわる母子でさえ、憎みきれない個性で描いています。

 トレイシーのお父さん(クリストファー・ウォーケン)もとてもコミカルでいい味を出しています。

 そして、何度もいいますが、歌とダンスが最高にご機嫌なんです!

 映画「ヘアスプレー」。ほんとにキュートで、ホップな、そして最高にハッピーになれる映画でした♪

 

では。

 

ヘアスプレー (字幕版)

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