映画『ピクセル』~もう一つのインディペンデンス・ディ?! 最高にふざけていて、最高に面白い映画。
こんにちわ。コロンボです
映画『ピクセル』を観たレビューです。
とりあえず、まずは、この映画、侮っていましたが、なかなかどうして面白い映画でした(^^)
コメディー映画でもあり、SF映画でもあり、ある意味恋愛映画でもあります。
コミカルとシリアスの比率は、7:3? いや8:2?
とにかく笑えて、完成度が高い映画で、そして80年代に少年だった世代には懐かしい映画でもありました。
基本情報
タイトル:ピクセル
原題:PIXELS
製作:2015年 アメリカ 105分
ジャンル:コメディ、アクション、SF
監督:クリス・コロンバス
主演:アダム・サンドラー
一言あらすじ
1980年代に世界中で一世を風靡した日本のビデオゲーム、「スペースインベーダー」「ギャラガ」「パックマン」「ドンキーコング」。そのゲームの画像を宣戦布告ととった宇宙人が、地球を襲撃してくる。その宇宙人に、かつての天才ゲーム少年が立ち向かっていく、というストーリー。
設定自体、思いっきりふざけた方向に振り切っているにもかかわらず、映画のディテールもしっかりしていて、サブストーリーとか伏線もきちんと作りこんである、かなり本気度を感じる映画になっている。
さすがアメリカだなぁ、って感じさせる、予算をふんだんに投じて全力で作った映画って感じですね。
もちろん、娯楽要素はかなり強くなっていて、途中声を出して笑うシーンがいっぱいです。
こういう映画の面白さって、まじめとおふざけのバランスが絶妙なところで、出演者の表情一つとっても、それだけで笑えたりもするんです。
また、パロディーじゃないけれど、他のいろんな映画の要素を含んでいて、それがまた楽しかったりする。
例えば、敵を光線砲で打っていくシーンはなんとなく「ゴーストバスターズ」のテイストを感じさせるし、全体的な雰囲気としては「メン・イン・ブラック」を思わせないこともない。
そして、極めつけとして、この映画は最終的に「インディペンス・ディ」になるんです。
しかも、アメリカ(世界)を救う英雄が、最後には任天堂の「ドンキーコング」と真剣に戦うんだから、そりゃもう、ふざけてんのかまじめなんだか(*^。^*)
登場人物のキャラクター設定もとてもユーモアに富んでいて、そこもこの映画に面白さと奥行きを持たしているんだと思います。
主演のアダム・サンドラーは、2004年(日本公開2005年)の映画「50回目のファーストキス」で主演をしていている、アメリカのコメディアンです。「50回目のファーストキス」はドリュー・バリモアと共演した映画(去年長澤まさみと山田孝之で日本でもリメイクされましたね)で、とてもハートフルで感動する映画でしたが、アダム・サンドラーがとてもいい青年を演じています。
まだあまり日本では馴染みのない俳優(コメディアン)ですが、アメリカでは彼の出た作品は多くがヒットしているようです。1966年生まれで現在52歳ですが、そして決して2枚目ではないかもしれませんが、今後まだまだ日本でブレイクが期待できるのでは、と思いますね、というか、期待したいですね。
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おわりに
この映画は、全体的にテンポよくストーリーが展開していくんですが、残念なのは途中で若干間延びして、つまらなくなる時間帯が出てくるところかな、と思います。ストーリーの都合上、仕方がないのかもしれませんが、でもそれを差し引いたとしても、とても楽しめる映画だったと思います。
「ピクセル」を観て、あらためて、アメリカの映画に対する実力というか守備範囲の広さというか、懐の深さというか、そんなものを感じる作品でした。
では☕