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ビジネス本「ダントツになりたいなら、たったひとつの確実な技術を教えよう」を読んで。~夢に近づく3つの法則。

こんにちわ。
コロンボです。

 何かをしなければならないのに、朝なかなか布団から出られなかったり、気がつけば長時間テレビをだらだら見ながら過ごしてしまっていたりして、結局何もできなかった、なんてことはよくあることだと思います。
 そんな風に、基本的に人間は楽な方に流されてしまう傾向があります。

 しかし、この本は、楽な方に流される人と、やるべきことをやる人との差は最終的には決定的な大きな差になる、ということを説いています。

著者はノルウェーのメンタルトレーナー、エリック・ベルトランド・ラーセン。
訳者は鹿田昌美氏

「ダントツになりたいなら、たったひとつの確実な技術を教えよう」です。

 
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 冒頭でも書いたように、人は意識をしない限りだらだらと怠惰に過ごしてしまう傾向があると思います。ぼくも、今日は例えば本を読まないといけない、とか筋トレをしなければならない、とか思っていても、ついついテレビを見すぎて、気が付けばもう寝ないといけない時間になっている、ということはしょっちゅうです。そして後で悔やんでしまうんです。

 人は、自分がしなければならないことはみんな知っている。ではなぜそれができないのか。

 そこにこそ、ダントツな人とそうでない人との差があるのだ、と書いています。

 そして、ダントツになるためのメンタルを作るには、一にも二にもトレーニングだというのです。逆に言えば、メンタルをトレーニングで鍛え続ければ、だれでもダントツになれるのだ、ということです。

 ダントツとは

 ダントツとは、例えばオリンピックで金メダルを取ること、仕事で一番の業績を収めること、芥川賞をとること、ノーベル賞をとること、あるいは、苦手なことを克服して自分のパフォーマンスを上げること、などです。
 そんな大それたことは自分には無理だ、と考えず、大きな目標を立て、それに向かうにはどうすればいいのかを考えて行くのです。

 「自分が思っているよりも、自分ははるかに上に行ける!」のです。

ダントツになるための3つの方法

 ダントツになるためには、そのためのメンタルを鍛える必要があります。楽な方に流されず、困難に打ち勝ち、苦手を克服するメンタルを作るのです。

自分が何をしたいかを常に意識して行動、選択をする

 自分が何をしたいか、何を目標にしているのか、夢は何なのか?物事を行う上で、常にそのことを念頭に置いておくということです。
 ついだらだらとしてしまう自分に打ち勝つために、自分のすべきことをいつも自分の胸に問いただすことが、やるべきことをやるためのトレーニングでもあるのです。

イメージをする

 苦手なことを克服したり、緊張する場面を乗り越えるために、その場面を何度となく繰り返して視覚化しながら徹底的にイメージをする
 そうすることで、苦手なことに対していいイメージを作ることができ、成功へと導いてくれるというのです。

自分を信じる

 自分に対して、ポジティブな言葉を使ったり、過去にうまくいったときの状況を思い出して、その時の自分はどんなだったかを言葉にして表す。そうやって自分はできるんだ、という思いを強化していく。

最後に

 この本は、特に斬新なことを書いているわけではありませんが、ダントツになる(あるいは思い描いた自分になる)ためには、自分を育てるためのメンタルが必要であり、そのメンタルはトレーニングで鍛えられる技術だ、と言っているところが独特なのだと思います。
 天才はいない。すべての天才と言われる人たちは、自分の目標をしっかりと見据え、それに向けて絶えず努力し続けるだけのメンタルを持っていたということです。

 自分が何を目指しているのかをことあるごとに思い出し、何をすべきかを自らに問いただし、やるべきことをやっていく。そしてイメージ自分を強くする言葉を使う
 これらを常にしていくことがトレーニングだと言っているのだと思います。
 それを意識して継続的に実行し、習慣にまで落とし込む。そうすることでメンタルは強くなり、夢や目標に近づいていくのです。

 やるべきことをやる人とやらない人の差は、はじめはごく小さな差かもしれませんが、10年、20年とたつうちに、その差は歴然としたものになっていることでしょう。それが、ダントツな人とそうでない人との違いを生むのだろうと思います。

 

 

 

ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう

ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう