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映画『インターステラー』次元を超越した壮大なストーリー。

こんにちわ。
コロンボです。

 最近、何かと疲れがたまってきているんですが、そんな時に僕が観たくなるのがSF映画です。

 SF映画は、心を自分と遠くかけ離れた世界に連れて行ってくれるし、また何故だか僕は宇宙の映像に癒されるんです。

 ま、疲れているときでなくても、基本的に好きなんだということもあって、なんだか無性にSF映画が観たくなる時があるんですけれどもね。


 で、どんなSF映画が好きかというと、やはり宇宙が出てくるのが好きなんですよね、何故宇宙に惹かれるのかは分かりませんが。

 

 で、今回はその中でも1,2を争うぐらい好きな映画、『インターステラー』を観ました。この映画、最初に言っておきますが、珠玉の作品、傑作です!


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基本情報

  • 邦題 インターステラー
  • 原題 INTERSTELLAR
  • 製作 2014年 アメリカ 169分
  • ジャンル SF
  • 監督 クリストファー・ノーラン
  • キャスト マシュー・マコノヒ― アン・ハサウェイ

ストーリー

 舞台は近未来の地球から始まる。はっきりとは語られないが、おそらく戦争により地球の気象が激変した世界。砂嵐が頻繁に起こり、農作物が育たず、また植物がどんどん枯れていく中で、人類の存続も危ぶまれる段階に入ってくる。
 元空軍パイロットであったクーパー(マシュー・マコノヒー)は、あるサインを手掛かりに娘とともに車を走らせ、秘密裏に活動を再開していたNASAを発見。クーパーは愛娘を地球に残したまま、人類の未来のため宇宙へと旅立つことを決心する。

 

 

 

映画を支える3つの核

マシュー・マコノヒーがすごい

 この映画で、主人公のクーパーを演じたマシュー・マコノヒーの存在感がなければ、もしかしたらこの映画自体成り立たなかったのでは、と思わせるくらい、彼の演技はすごかったと思います。
 ワイルドでありながら、知的で判断力の優れた男。しかしその一方では、家族を愛する父親でもあります。
 人類を救うという英雄的な行為とは裏腹に、家族(特に愛娘のマーフィー)を置いていくことにたいして葛藤するクーパーを、マシュー・マコノヒーは非常に人間味のある人物として演じています。
 もちろん、他の俳優でも映画は成り立つとは思いますが、マシュー・マコノヒーの持つ柔と剛の表情がいかんなく発揮されていて、彼こそがクーパーを演じるべき役者なのではないか、とさえ思ってしまいましたね。

 

娘、マーフィーへの愛情

 母親を亡くし、父親クーパーと祖父に育てられている11歳の娘、マーフィー。
 実は、このマーフィーが、演技がとても自然で、かわいいんです。

 

 この映画は、人類が移住するための第2の地球を探しに宇宙へ行く、ということがストーリーの背骨ではありますが、その中心には娘への愛情が最も重要な要素として存在しているんです。
 かわいい彼女を説得し、しかし納得を得られないままに旅立って行かねばならない場面は、胸が張り裂ける思いがします。
 特に、僕自身今11歳のひとり娘がいるので、余計に自分と重ねあわせてしまって、「娘ともうこの先会うことができないかもしれない」と思うと、胸がとても苦しくなってしまいました。

 

 クーパーがマーフィーに言う言葉がとても印象的でした。

 「親は子供の記憶の中で生きる」

 この言葉は、かつて彼の妻(早くに亡くなった)が口にした言葉として、クーパーがマーフィーに伝えるんですが、この言葉自体、まさにその通りではあるんですが、こんなシチュエーションで言われると、ほんとに切なすぎる、と思ってしまいました。

 しかし、旅立っていく彼には、この言葉で彼女に納得してもらうしかなかったのでしょう。でもそれにしても悲しすぎます・・・

ストーリー設定が素晴らしい

 最後の核になりましたが、そこはやはりストーリーのすばらしさを挙げざるを得ないと思います。

 

 危機に直面した人類を助けるため?、何者かが土星の周回にワームホールを創造するのですが、その何者かというのが最後になって判明するのです。
 この辺りは、ジョディ―・フォスター主演の映画「コンタクト」に通じる部分があります。ちなみに「コンタクト」にもマシュー。マコノヒーが出ていました。
 「コンタクト」は、宇宙の誰かが信号を地球に送り、その信号を解読して作った機械によってワームホールを通って別の星まで行く、という話なんですが、「インターステラー」にも同じような設定が出てきたのでうれしかったですね。

 

 「インターステラー」では、その何者か、が不明のまま進み、最後にその意外な正体が明らかになるのですが、それがですね、この物語の着地点でありながら、壮大なスケールを生み出しているポイントなのかもしれません。

 

 ストーリーの設定の中では、時間や次元が重要なファクターになっています。重力の大きな星やブラックホールでは、相対性理論により時間が遅く流れている。

 例えば、重力の大きい星の上で1時間過ごせば、地球では7年がすぎることになったりするんです。クーパーたちが、そんな星で数時間作業している間に、彼の娘たちは何年も歳を取っていってしまっているんです。

 

 また、次元・時空を超えて娘を見つめるシーンがあるんですが、そのシーンは自分の想像の域を超えた映像世界で、驚きでありましたし、かつ非常に心が揺さぶられるシーンでもありました。


 お互いに時間の流れの違う場所に身を置きながら、はたしてクーパーとマーフィーは再び会うことができるのでしょうか?

 

 

 

おわりに

 今回「インターステラー」を観たのは2回目です。1回目はレンタルのDVDで観たんですが、どうしてもこの映画は手元に置いておきたいと感じて、即断でブルーレイを購入してしまったんです。

  2回目の鑑賞でしたが、やはりとてもいい映画でした。
 長々と書いたのに、その感動をまるで伝えられていないところが、悔しいです。

 

 宇宙の怖さ、緊迫感、映像などすべてが素晴らしかったんですが、中でも最も心に訴えかけてくるのは家族への愛だったのではないでしょうか。

 

 この映画は、ぜひ観ていただきたい映画です。できれば、2回観ていただきたい。そうすればより深いところまで理解できるように思います。

 

 では。

 

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