映画『ピッチ ブラック』のレビュー・評価 ~ヴィン・ディーゼル主演のSFパニックアクション映画!
こんにちわ。
コロンボです。
さて、今回紹介する映画は、2000年のアメリカ映画、ヴィン・ディーゼル主演の『ピッチブラック』です。
ちなみにYahoo!映画での評価は、3.22点です(2020.10時点)。
この映画は、いわゆるエイリアンパニックもの! そして、「ワイルド・スピード」シリーズで有名なヴィン・ディーゼルが主演しているとこからもわかるように、アクションものです。
といっても、実際はそんなにアクションらしいアクションは出てこなかったかな~
でも、個人的にはかなり楽しめた映画でしたね~(*^^*)
ストーリー
物語は、40人を乗せた宇宙船が、突如流星嵐に巻き込まれて、ある惑星に不時着するところから始まります。
ま、よくある設定っちゃよくある設定なんですけれどもね。それでもちろんその惑星ってやつは、すごい偶然なんですけど、酸素があって人間が生存できる環境なんですよね~
その惑星のほとんどは砂漠のような環境なんですが、そこには得体のしれない、未知の生命体が生息していたんです。
その生物、エイリアンですけど、それは光に弱く、闇の中でしか生きられない。しかし非常にどう猛で、攻撃的な性格。
一旦世界が闇に閉ざされてしまった時の恐怖と言ったら、それはもう・・・
不時着から生還した人たちが、はたして生きて地球に帰ることができるのか、っていう物語。
感想など
エイリアンの弱点
この映画の面白いところは、エイリアンが光に弱いところ。なので昼間の地上には出てくることはできないし、というか、炎や懐中電灯の明かりでさえ近寄ることができないくらい苦手なのだ。
しかも、その星には太陽が3つもあって、いつもどれかの太陽が空に存在するので、夜がないという設定。
じゃあ、どうして奴らは地上の人間を襲ってくるんだ?? って疑問に思ってしまうけど、そこが大間違い。
なんと、その星には22年周期で大規模な日蝕が現れるんですね。
(タイトルのピッチブラックは定期的に暗くなるって意味でしょうかね)
しかも、なんたる運命のいたずらか、ちょうどその周期が今まさにやってこようとしているときだったんですね~
生き残ったメンバー
不時着から生き残ったメンバー構成も異色です。まずはパイロットの女性、フライ(ラダ・ミッチェル)、脱獄囚リディック(ヴィン・ディーゼル)、イスラム教徒一家、古物商人、子ども、鉱夫(婦)、そして賞金稼ぎなど。
このメンバー構成をみると、一体どんな宇宙船だったんだと思ってしまうが、そこはあまり気にしちゃいけない。
その中での主人公的存在は、パイロットだったフライと、殺人罪で投獄され脱獄した囚人リディック。
ヴィン・ディーゼルはこの映画の中では、ヒーローでもありまたアンチヒーローでもある。つまりいいもんか悪いもんかよくわからん感じ?
でも、傲慢で怖いものなし、そしてカリスマ性のあるキャラではある。いかにも彼らしいですね。
見どころ
この映画のような設定は、どこかで観たことあるようなって感じで、よくあるもので、そのせいで、
「この先はきっとこうなるんだろうな~」
となんとなく予想しながら観るんだけど、ところどころでそんな予想を裏切ってくれるんですよね。
なので、飽きることなく楽しめるんですね。
例えば、最初っから、
「こいつは明らかに死亡フラグ立ってるキャラやろう」
って奴が、意外となかなか死ななかったり(結局そいつはみんなに大迷惑かけて死んでっちゃうんだけど)、最後の展開もセオリーを無視しているような意外さで、
「なんてこった~ ほんまかいな~?!」
って。
でも、リディックがみんなをおいて2人で地球に帰ろうとフライに言った時にフライが逆らうシーン、
「(わたしは死ぬ気よ)2人のためなら死ねる!」
のセリフを聞いたときは、ちょっと感動~って感じでした(^^)
おわりに
この映画のような、未知の生命体と生き残りをかけて戦うというストーリーは、ずっと昔に見た、ケビン・ベーコン主演の『トレマーズ』にも通じるところがあって、実はぼくの好みの設定なんです。
『トレマーズ』久しぶりに思い出したけど、面白かったな~
話は『ピッチ ブラック』に戻りますが、最後の終わり方は、とり方もあるでしょうけど、ちょっと手放しでのハッピーエンドでないこともあって、超スッキリ~って感じではなかったかな。
それがこの映画の特徴でもあって、そこが面白かったんだろうな~って思いますね。
また、この惑星の生命体が、本家のエイリアンほど最強で最悪じゃなかったところも救いだったのかも~
ではまた~
基本情報
- タイトル ピッチ ブラック
- 原題 PITCH BLACK
- 製作 2000年 アメリカ 108分
- 監督 デヴィッド・トゥーヒー
- キャスト ヴィン・ディーゼル、ラダ・ミッチェル
- ジャンル SF アクション パニック
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