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映画『ザ・ウォーク』終盤18分間の綱渡りシーンは圧巻!

こんにちわ。
コロンボです。

映画『ザ・ウォーク』のレビューです。

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基本情報

邦題 ザ・ウォーク
原題 THE WALK
製作 2015年 アメリカ 123分
監督 ロバート・ゼメキス
主演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット

一言あらすじ

 フランスの大道芸人、フィリップ・プティの実話をもとにした物語。1974年、アメリカはニューヨークに建築途中のワールドトレードセンター(110階、411m)の南棟と北棟にロープを渡し、命綱なしでの綱渡りに挑戦する話だ。

レビュー

 この映画、ずっと観たかったんです。でもなぜかなかなかタイミングが合わなくて、今回ようやく観ることができました。

 監督が、「バック・トゥ・ザ・フーチャー」や「フォレスト・ガンプ/一期一会」を撮ったロバート・ゼメキスというところも興味がありました。
 彼の映像は、個人的にとても好きなんです。なんか違和感なく観られるし、それに美しかったり、迫力がある映像をうまくとるイメージがあります。

 この映画の予告でも、綱渡りのシーンがあり、それだけでどんな映画なんだろうと強く惹かれてしまいました。

 さて、この『ザ・ウォーク』ですが、間違いなくおすすめです。
 主題は、綱渡りに魅せられた一人のフランス青年の夢、ワールドトレードセンターを綱渡りで渡るという荒唐無稽な夢に、恋人をはじめ多くの人が協力し、一緒に夢を追いかけていくというもの。

 主人公フィリップが回想を語るところから物語はゆっくりと始まっていきます。始めは少し軽い感じ、というか、ユーモラスでテンポよく進んでいきます。
 そんな中で、フィリップの綱渡りへのこだわりや、恐怖がところどころ顔を出します。彼の思う綱渡りは、ピエロのような見世物の道化ではなく、芸術だということ。みづからをアーティストと呼びます。
 綱渡りをする理由はわからない。だがきっとそこには何か意味がある。何か美しいものがある。
 そして実際、映像をみれば、その言わんとするところは十分に伝わってきます。

 また、端々にのぞく綱渡りで命を落とすかもしれないという恐怖を覚えるシーンは、彼の人間性を感じることができて、彼の存在を近くに感じ取ることができるんです。そこがまたこの映画の魅力なのかもしれません。

最大のみどころ

 そして、最大のみどころは、何といっても、クライマックスのワールドトレードセンターで綱渡りを決行するシーンです。
 時間を測ってみると、その綱渡りのシーンは、約18分!すべてがこの18分に凝縮されています。
 この映像は圧巻で、迫力満点です。

 映画だとわかっていても、ハラハラドキドキの連続で緊迫感が半端ありません。早く終わってほしい、と願ってもなかなか終わりません。たった18分が、とても長く感じるんです。
 気が付けば、観ているぼくも手のひらに汗をかいていました。

おわりに

 この映画は、まるでファンタジーのようにも思えますが、本当に実際にあった話です。この大それた挑戦を実行するためには、綿密な計画が欠かせないということ、そのためには信頼できる仲間が欠かせない、ということがよく描かれています。それでも予想外のことが起こって計画通りにはいかないのですが、そのあたり、非常にリアリティをもって描いています。
 きっと、実際のエピソードをもとにしているのでしょう(あくまでぼくの想像ですが)。

 残念ながら、フィリップ・プティが実際にワールドトレードセンターを渡っている映像はないようですが、きっとこの映画がその想いと感覚をリアルに描き切っているものと思いたいですね。

 大道芸人でありながら、アーティスト。アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した、彼のドキュメンタリー映画「MAN ON WIRE」というのがあるようです。

 彼のインタビューなどが収められているようで、とても興味深いですね。

 また、彼の自著であり、『ザ・ワイヤー』の原作でもある「マン・オン・ワイヤー」もあるので、こちらも読んでみたいです。

 

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