芸術の秋~大和文華館に行ってきました
こんにちわ。
コロンボです。
秋もすっかり深まってきました。
芸術の秋ということもあり、先日奈良の学園前にある美術館「大和文華館」に行ってきました。
毎年この時期には家族で来ることにしています。家から割と近いということもありますし、なぜかこの時期には無料のチケットがいつももらえるからです。
通常の入館料は、一般620円、高校生・大学生420円、小中学生は無料です。
静かな環境のところに建っていて、落ち着いた雰囲気の美術館です。
入館口です。
入館口から美術館の入り口まで、色んな樹々の植えられた道の中をしばらく歩きます。草木の間を歩くのはとても気持ちがいいです。様々な鳥の声が聞こえます。
歩いているだけで爽やかな気分になってきます。
美術館入り口です。石畳と白い砂利の敷地もいい感じです。小さいけれど、なかなか趣きのある美術館だと思います。
今回は、特別展として「建国1100年 高麗 ー金属工芸の輝きと信仰ー」が展示されていました。
高麗とは、918年~1392年の朝鮮半島の国とその時代を指します。高麗時代と呼び、朝鮮半島の歴史の中でも、文化・美術に成熟した時代とされているようです。
美術館の仲は撮影はできないので、写真はありませんが、高麗の仏像や仏画、そして銀製用具や銅製用具などの美術品、工芸品が展示されていました。
比較的小さな細かい作品が多く、静謐な展示の環境もあってか、見ている間に心が鎮まって穏やかになっていく感じがしましたね。
小さな双眼鏡のようなもので作品を覗き込むように見ている人もいました。こういう見方もあるのだな、感心しました。
一応、主な作品をのタイトル?をいくつか挙げてみます。
「石造如来像」「金銅舎利容器」「銅製五重塔」「銅製の鏡」「銅製の鐘」など、全部で92点でした。時間をかけてゆっくりと見て回りました。
仏教文化ということもあり、日本との共通点のようなものも多くあるのだな、と再認識しました。その時代にもお互いに影響をしあっていたのがよくわかります。
今回の92点もの展示物は、日本各地の美術館や個人蔵のもの、そして韓国の美術館からも集められてきていました。
美術館の職員の方も、この展示のために大変苦労されたんだろうなあ、などと思ってしまいました。
美術館を出ると、少し散策コースを歩きます。
毎年山の雑木林の中を歩いて帰るのが恒例になっています。
その日は暖かくてとても良い気候でした。
ただ、今年はまだ紅葉があまり進んでいませんでしたね(去年来たときはもっと木の葉の色が紅葉していたような記憶があります)。
ま、小さな美術館で観覧時間も短い間でした。
普段、芸術とは縁遠い生活をしているので、たまにはこうして美術作品に触れ、日頃のストレスをこういう形で癒すのもありですね。
ではまた~☕